たまたま仕事でお会いしたプロのカメラマンさんがぼそっとつぶやいたんです。
「プライベートだったらやっぱりリコーのGRがオススメですね!」って。
それをこっそり聞いていた僕はすぐにカメラ屋さんに行き、GRを衝動買い。
GRを一言で説明すると、少しズームが苦手なポケットサイズの一眼レフです。
そんな衝撃的な出会いから早1年。
特に用事がない日でも、リコーGRを持って外出する機会が増えました。
ということで今日は僕が1年で撮りためた写真をリコーGRの設定や使い方も踏まえてブログでご紹介したいと思います。
- Ricoh GRとは?
- Richo GRのメリットとデメリット
- 画質は一眼レフと同等
- デザインが硬派
- 唯一のデメリット
- Wifi対応で携帯へ転送可能
- Ricoh GRのEye-fi設定
- 選択転送の方法
- こんな人には最適
- 僕がRicoh GRを熱愛する理由
- Ricoh GRはポケットに入る一眼レフ
- 子連れでお出かけするならRicoh GR
- 構えて撮影する写真に魅力は感じない
- 【GRレビュー1】夜間撮影
- 【GRレビュー2】風景
- 【GRレビュー3】ハイコントラスト白黒写真
- 【GRレビュー4】初めてでも楽しめる
- 【GRレビュー5】動くもの
- 【GRレビュー6】思い出をたくさん刻める
- 【GRレビュー7】写真を撮りたくなる
- 【GRレビュー8】公園love
- 【GRレビュー9】空気がおいしい
- 【GRレビュー10】いざ街へ
- 【GRレビュー11】夜もじっとしてられない
- 【GRレビュー12】リコーGRが好きになる
- まとめ
Ricoh GRとは?
まずは見た目。ブラックでマットな質感が超オシャレ。
でも一番気になるのは写真がどれだけ綺麗かって事ですよね?
リコーGRは一眼レフと同等サイズのイメージセンサー(外からの光をキャッチする装置)が搭載されているので、めちゃくちゃ綺麗な写真が撮れます。
細部までくっきりした写真が撮影できるんです。
単焦点の28mmという少し広い範囲が撮影できるレンズを搭載しています。(但しレンズ交換はできません)
一眼レフと同じ仕様で、絞りやF値、シャッタースピードも幅広く変更できます。
カメラの入門用でもオススメ!
こんな夕暮れも。
Richo GRのメリットとデメリット
Richo GRのメリットとデメリットを簡単に纏めてみました。
▼メリット
- ポケットに入るサイズで持ち運びしやすい
- 一眼レフと同等の写真が撮影できる
- デザインがカッコいい
▼デメリット
- 望遠ができない
画質は一眼レフと同等
小さいからといって画質が一眼レフに劣ると感じた事は一度もありません。
Richo GRはAPS-Cサイズ相当のCMOSイメージセンサーを搭載しているので、一眼レフの中級機と同等の画質で撮影できます。
カメラを選ぶ時に画質の良さを考えると思いますが、正直今の時代、どれも大差ありません。
仕事で肌の毛穴一つに気を配らないといけないとかいう状況でなければ、Richo GRで十分綺麗に撮影できます。
デザインが硬派
Richo GRは過去に何度もバージョンアップを重ねていますが、カメラのデザインがほぼ変わっていません。
黒いフォルムで昔のフィルムカメラを連想させる硬派なイメージ。持っているだけで一目置かれるのは間違いありません。
実際にぼくもプロのカメラマンから進められて購入しました。プロの業界でもRicoh GRの人気度は高いようです。
唯一のデメリット
ぼくはデメリットと感じたことはありませんが、Richo GRは望遠ができません。
クロップという望遠を擬似的に行って撮影する機能は備えていますが、ほとんど使ったことはありません。
例えば、子供の運動会で遠くからズームしてあなたのお子さんだけをカメラにおさめたい時。
パパやママが駆け足でお子さんに2mぐらいまで接近して撮影しましょう。
ズームは携帯カメラと同じ程度しか出来ないと思ってください。
ズームはちょっと弱いです。
でも写りは超一級品!
誰にだって短所はありますよね。
長所を伸ばしましょうっていう企業精神のもと、作られている男らしいカメラなんです。
ぼくはビデオカメラとの併用でデメリットをカバーしてます。
Wifi対応で携帯へ転送可能
GRで撮影した写真はWifiで携帯へ転送できます。
まずは下記のEye-Fi Mobiカードを用意しましょう(GR2以降はカメラ本体にWifi機能があるので不要です)
通常のメモリーカードと同じように撮影した画像を記録できます。
普通のカメラ屋さんならどこにでも売っているカード。
通常のメモリーカードと違う点は、Wifiを内蔵してるところです。
Wifiを内蔵するとどうなるの?
このカードをカメラに挿入すると、撮影した写真をその場で携帯へ送れるようになります。
では実際にRicoh GRで撮影した写真を携帯へ送る手順をご紹介していきますね。
Ricoh GRのEye-fi設定
※GR2以降はカメラ本体にWifi機能がついてるので、Wifi用のメモリーカードは必要ありません。
まずはカメラ側でEye-fi接続設定をおこないます。
WifiやらEye-fiやら、何だか紛らわしいですよね。
Wifiの設定って意味合いで大丈夫です。
GRのメニューボタンを押して、下記のセットアップ画面でEye-fi接続設定を選択。
GRでは3つの転送形式を選べます。
OFF:携帯への転送はしない
ON(自動):撮影した画像を撮影した順に全て携帯へ転送(転送速度は速い)
ON(選択転送):画像を選択して携帯へ転送(転送速度は遅い)
今回は選択転送をご紹介します。
ON(選択転送)を選んで、一旦カメラを再起動させましょう。
Ricoh GRでは、一旦電源を切らないと、Eye-Fiの設定が反映されないんです。
選択転送の方法
Ricoh GRの設定
今日はこちらの写真を携帯へ転送したいと思います。
あなごめし。うまかったなぁ〜。
転送したい画像を選んだ状態で、カメラ横にあるEffectボタンを押します。
Eye-Fi送信画像サイズ選択の画面が表示されるので、そのままOKを選択します。
すると赤丸の電波マークが表示されます。
このマークが表示されている間は、メモリーカードからWifiが飛んでいる状態を表しています。
これでGRの設定は終了です。
携帯の設定
次に携帯の設定をおこないましょう。
下記のEye-Fiというアプリをダウンロードして下さい。
Eye-Fi Mobiカードを購入するとケース表面に、専用のコード(アクティベーションコード)が記載されています。
Eye-Fiアプリ初期設定の際に、ケースに記載されているアクティベーションコードを入力しましょう。
次に携帯のWifi設定をEye-Fi Cardに切り替えます。
最後に先ほどダウンロードしたEye-Fiアプリを立ち上げると、勝手に写真の転送が始まります。
これで転送完了です。
こんな人には最適
ではどういった人に向いているのでしょうか?
1. 旅行が好きな人
旅行って荷物がかさばりますよね。
さらに、カメラ機材もってなるとかなり面倒です。
そこそこ綺麗な写真が撮れればいいですよって人にはリコーGRは最適です。
旅行で撮る写真って旅先の風景とか一緒にいく人との写真がほとんど。
って考えるとワザワザでっかいカメラを持っていくのはちょっとしんどいですよね。
2. Instagramが好きな人
エフェクト機能が充実しており、モノクロからレトロ風な写真まで、おしゃれな写真が簡単に撮影できます。
しかも撮影した写真はカメラ内蔵のwifiを使って、その場で携帯へ転送できます。
携帯で撮影した写真よりも綺麗な写真が撮れるので、instagramの中でも一際目立つ事間違いなし!
3. おしゃれなストリートフォトを撮りたい人
Instagramでも街並みをおしゃれに撮影する人がたくさんいます。
Instagram出身のプロフォトグラファーというジャンルもちらほら耳にします。
おしゃれな街並みを撮影するのに、ばかでかい一眼レフで構えて撮影するにはかなり勇気がいります。
それなら小さいカメラで好きなタイミングで人を気にせず撮影できる方が断然いい!
ってことでGRをオススメしておきます。
僕がRicoh GRを熱愛する理由
まず、Ricoh GRは何と言っても単焦点の28mmレンズ。
単焦点レンズはズームレンズより画質が綺麗なんです。
それでいて28mmという必要なものは手軽に枠内に収めることができる万能レンズ。
スナップ写真に最適なんです。
Ricoh GRはポケットに入る一眼レフ
Ricoh GRはポケットサイズで一眼レフ並みの描写です。
ファインダーがなかったり、レンズ交換できないし、ズームもあんまりできません。
ただこの3つの事って僕にはどれも必要ないことだったりするんですよね。
別にファインダー覗かなくてもモニターみればいいし、レンズ交換ない方が交換レンズ持ち運びしなくてすむし、ズームできないなら歩いてよればいいだけ。って考えるとRicoh GRを選ばない理由がなくなるんです。
子連れでお出かけするならRicoh GR
子連れでお出かけする時ってめちゃくちゃ荷物多いですよね。
そんな時にでっかい一眼レフを持って子供抱えてってなるとホントに大変です。
それならポケットにカメラ収めてさくっと外出して、一眼レフと同じ画質で撮影できるRicoh GRで十分かなって思います。
構えて撮影する写真に魅力は感じない
いちいち「ハイ チーズ」で撮影した写真でいいなと思う写真はあまりありません(個人的な感想ですが)。
子供も常に動き回るし、撮影するときに待ってくれませんし。
普段の動きの中で何気ない瞬間に以外な表情を見せたり、いい笑顔を見せたりします。
そんな瞬間を捉えるには一眼レフでは動作が遅く、Richo GRの機動性には敵いません。
またポケットから出してすぐ撮影できるRicoh GRはぼくにとっては最強のカメラです。
それではぼくが1年GRで撮りためた写真をご紹介したいと思います。
【GRレビュー1】夜間撮影
まずは誰でも一度はやってみたい夜の撮影。
リコーGRは夜間でもフラッシュなしで楽々撮影できます。
駅の屋上
最初は駅の屋上での1枚。
ブルーのイルミネーションが幻想的だったので思わずシャッターをきってみました。
リコー GR F/6.3 5s ISO100
神社
続いて、夜の神社。
この日は小雨がふっていたので、光の反射が綺麗でした。
今度は三脚を使ってゆっくり撮影してみたいですね。
リコー GR F/2.8 1/40s ISO5000 -0.7ev
埠頭
シャッタースピードを長めにとり、光の軌跡を写し込みました。
リコー GR F/5.6 15s ISO100
【GRレビュー2】風景
境内の庭
紅葉を見にいこうと思い、有名なお寺へ。
と思ったら、もう見ごろは終わってました(笑)
せっかくなので、境内を散策。
その途中で撮影した一枚。
リコー GR F/8.0 1/15s ISO12800 -0.3ev
撮影はAv(絞り優先)モード。
カメラ内のRAW現像を使って、エフェクトはクロスプロセスのイエロー。
ホワイトバランスは白熱灯2を使用。
木
ただの木の裂け目も低めの視線から近づいて撮れば、迫力ありますね。
リコー GR F/5.0 1/4s ISO100
さくら
背景のぼけ具合もいい感じのリコーGR。
クロップ(ズーム機能みたいなやつ)とマクロ撮影(近距離撮影モード)の併せ技です。
リコー GR F/2.8 1/1000s ISO100
【GRレビュー3】ハイコントラスト白黒写真
リコーGRは通常の白黒とハイコントラスト白黒という2種類の白黒撮影ができます。
ちなみに通常の白黒はこんな感じ。
続いてハイコントラスト。
ターンテーブル
私物のDJ用のターンテーブルを引きずりだして、接近で撮影。
リコーGR F/5.0 1/4s ISO100 ハイコントラスト白黒
マクロ撮影モードで、手前をくっきり、距離の遠いものをぼかしています。
最近はISO100縛りにはまってます。
チンパンジー
続いて近所の動物園で撮影した、お疲れ気味のチンパンジー。
リコーGR F/2.8 1/125s ISO100 ハイコントラスト白黒
郵便ポスト
メッキの剥がれた雰囲気のある郵便ポスト。
傷んだ物や汚れた物は、白黒がよく似合います。
リコーGR F/9.0 1/40s ISO100 ハイコントラスト白黒
線路
線路ってストーリー性を感じますね。
リコーGR F/16.0 1/60s ISO100
コンテナ
ISOが5000超えると、さずがにノイズが目立ちます。
リコーGR F/2.8 1/40s ISO5000
【GRレビュー4】初めてでも楽しめる
リコーGRを手に入れてホヤホヤの時期。
とにかくシャッターを押すのが楽しくてしょうがなかった。
【GRレビュー5】動くもの
生きているものを撮影する難しさを感じた。
このゴリラは鼻くそ食べてた。
【GRレビュー6】思い出をたくさん刻める
何気ない景色が一枚の絵になる。
リコーGRのおかげで知ることができた。
【GRレビュー7】写真を撮りたくなる
リコーGRを手にしてから、趣のある空間についつい足を運んでしまう。
【GRレビュー8】公園love
公園なんて行くがらじゃなかったのに。
【GRレビュー9】空気がおいしい
時間を忘れて、自然の空気を感じる機会が増えた。
【GRレビュー10】いざ街へ
用もないのにおしゃれな街に足を運んで、リコーGRのシャッターを切る。
【GRレビュー11】夜もじっとしてられない
リコーGRの偉大さを感じることができるのが夜。
iPhoneでは決して撮れない領域。
ただのビルが絵になります。
【GRレビュー12】リコーGRが好きになる
1年使ってみてあらためて思いました。
リコーGRが大好きです。
写真の奥深さ、旅の楽しさを教えてくれたGRに感謝ですね。
まとめ
リコーGRを1年使い続けて、こいつとは一生付き合っていけると感じました。
望遠は弱いけど、身近な景色を最高のレンズで切り取ってくれる。
やる気マンマンでがっつり構えて撮影するカメラじゃなく、気楽に楽しめるところが僕のゆる〜い性格に合っています。
カメラ2年目は、写真の構図やテーマを意識して、ウンチクを勉強しながら楽しんでみようと思います。
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