こんにちは。
Photoshopって何だか難しそうですよね。
でもいつも使う機能って実は全体の2割程度なんです。
写真加工のほとんどは、いくつかの基本ツールを組み合わせて使ってるだけなんです。
ということで、今日はPhotoshop初心者でも超簡単にできる人物の写真加工テクニックの基本を紹介したいと思います。
Photoshopで写真加工に入る前に
写真加工に入る前に、加工する元写真を複製しましょう。
加工したい画像をPhotoshopで開き、背景レイヤーを右クリック。 レイヤーを複製。
加工中に万が一失敗した場合、元画像があればやり直しが出来るからです。
このようにレイヤーが複製されたらOK。
ちなみにPhotoshopでは上の赤枠で囲んだ部分の事をレイヤーと呼びます。
Photoshop初心者でもできる人物補正のテクニック
1. 明るさ・コントラストを使う補正
手っ取り早く補正をしたい時にオススメなのが、今から紹介する方法。 補正したい画像レイヤーを選択した状態で、画面上のメニューから「イメージ」→「色調補正」→「明るさ・コントラスト」を選択して下さい
。
これが元画像。 少し暗いので、明るくしてみます。
▽補正前
▽補正後(明るさ+30、コントラスト+20に設定)
所用時間1分程で簡単に補正が終了。 超簡単ですが、ざっくりとした補正しかできません。
細かく補正をしたい時は、次で紹介するトーンカーブを使います。(僕はほとんどトーンカーブしか使わないですw)
2. トーンカーブを使う補正
先ほど紹介した明るさ・コントラストでは写真全体のざっくりとした調整しかできません。
Photoshopのトーンカーブでは細かい明るさやコントラストの調整が可能です。
では実際にやってみましょう。
今度はこちらの写真を使用します。 少し暗いので明るくしてみます。
Photoshopのメニューから「イメージ」→「色調補正」→「トーンカーブ」を選択して下さい。
このようなグラフが表示されます。
赤丸の部分をクリックするとポインタ(黒丸)が出現して、明るさやコントラストを調整できるようになります。
ではPhotoshopのトーンカーブを使って補正したいと思います。
Photoshopのトーンカーブで代表的な使い方を4つご紹介します。
1. コントラストを弱く
トーンカーブを逆S字にすると、コントラストが弱まります。
2. コントラスト強く
トーンカーブをS字に設定すると、写真のコントラストが強まります。
3. 暗くする
真ん中のポインタを下にずらすと、全体的に暗くなります。
4. 明るくする
トーンカーブの真ん中のポインタを上にずらすと、全体的に明るくなります。
Photoshopのトーンカーブは滑らかな曲線で設定すると、綺麗な仕上がりになります。
まずはこの4種類の使い方を覚えましょう。
3. カラーバランスを使う補正
次にPhotoshopのカラーバランスを使った補正を紹介します。
カラーバランスは写真が黄色や青色がかっている時に色味を調整するツールです。
こちらの写真ですが、かなり黄色が強いので、黄色を弱める補正をしてみます。
。
Photoshopのメニューから「イメージ」→「色調補正」→「カラーバランス」を選択すると、下の画面が表示されます。
ハイライト、中間調、シャドウでそれぞれ数字を調整できます。
シャドウは強めに補正がかかるので、ハイライト、中間調で色味を整えるといい感じに仕上がります。
今回はハイライトのブルーを20、中間調のブルーを10入れました。
▽補正前
▽補正後
補正前と比べると黄色が弱くなって、シャツの白が鮮明に映るようになりました。
4. マスクを使う補正
最後に紹介するのがPhotoshopのマスク機能。
特定の部分だけ修正したい時に使用します。
今日は女性の唇の色を補正したいと思います。
Photoshopのツールボックスで、一番下の日の丸にカーソルを合わせます。
クイックマスクモードで編集と表示されるのでクリックしてください。
Photoshopのブラシツールを選択して唇をざっくりなぞります。
もう一度日の丸をクリックして、Photoshopのクイックマスクモードを解除して下さい。
Photoshopのクイックマスク編集モードを解除すると赤く塗った所以外が選択範囲になります。
Photoshopのメニューから「選択範囲」→「選択範囲を反転」を選択して下さい。
すると先ほど赤く塗った唇部分のみが選択された状態になります。
Photoshopのメニューから「レイヤー」→「選択範囲をコピーしたレイヤー」を選択して下さい。
一番上のレイヤーだけ表示させてみましょう。
唇だけのレイヤーが作成されていると思います。
Photoshopのレイヤーをすべて表示させます。
唇のレイヤーを選択した状態でPhotoshopのメニューから「イメージ」→「色調補正」→「色相・彩度」を選択。
今回はレッド系の彩度を34に設定しました。 色相・彩度は特定の色の色相や彩度を調整するツールです。
はみ出た部分はPhotoshopの消しゴムツールを選択して、不要な部分をなぞって消しましょう。
▽補正前
▽補正後
女性の写真補正は、リアルのお化粧と似てますよね。
男性はピンとこないと思うので、メイク系の雑誌を読むと勉強になります(僕はコンビニでよく立ち読みしてましたw)
まとめ
いかがでしたか。
今日はPhotoshopを使った人物補正の基本的なテクニックを紹介しました。
人物の写真補正は現場ではこのような流れで行われています。
でわ。
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