写真レタッチの極意!プロデザイナーの補正方法4つをご紹介 – ゾウデザ

デザイナーハック

 

写真をレタッチしといてって言われても、何をどうしたものやら。

とりあえず適当に明るくしたりして提出しても、もちろんやり直し。

 

とにかく目標が分からないほど、辛いものはありません。

今日はデザイナー業務の一つ、写真補正(レタッチ)のコツをご紹介したいと思います。

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まず、写真レタッチとは?

撮影したままの写真は、ホコリが写り込んだり、色が黄ばんだりすることがあります。

そのような不必要なものを、Photoshopなどの専用ソフトを使って取り除いたり、加工したりする作業をレタッチと呼びます。

 

それでは実際に写真レタッチの作業工程を紹介していきましょう。

 

 

 

写真レタッチ4つの流れ

1. 写真の使用用途の確認

まず確認しないといけないのが、写真をどういう用途で使うかってこと。

Webなのか、紙媒体なのか、看板なのか。

使用用途によって、画像サイズや補正の具合も大きく変わってくるので、補正に入る前に必ず確認をしておきましょう。

 

 

2. 仕上がりイメージの確認

次に写真の最終的なイメージを確認します。

例えば、化粧品の広告写真で使う写真であれば、少し青みを持たせ透明感を持たせるイメージに。

化粧品広告の場合のイメージ

 

 

エステ広告で使う写真であれば、少し優しい雰囲気になる暖色を使ったりなどなど。

エステ広告の場合のイメージ

デザイナーは広告の目的に応じて、写真のイメージを考えないといけません。

 

 

3. レタッチ範囲の確認

Web媒体であれば、1ピクセル単位で毛穴一つ一つまでレタッチする必要はありません。

というのも、モニターがそこまで鮮明に認識できないからです。

 

しかし、雑誌や紙広告で使用する場合は、Webより丁寧なレタッチが必要です。

紙に印刷されると、解像度の関係で肌の質感まで詳細に印刷されるからです。

 

どの程度のレタッチが必要でどのくらい時間がかかるかを自分で判断しなければなりません。

納期から逆算して、完成までにどのくらい期間が必要なのか。

 

といった事も最初の段階で計算しておかないと、〆切間際であわててしまうことになります。

 

 

4. レタッチ内容の把握

写真レタッチの際、まずやるべきことはどこをレタッチするか把握すること。

いくらテクニックがあっても、どこをどうレタッチすればいいか分からなければ宝の持ち腐れです。

 

今日は実際に人物写真のレタッチのコツをご紹介していきますね。

 

まずは下の写真を見てください。

ぱっと見でちょっと気になる部分を見つけたので、マーカーをいれてみます。

写真レタッチ1

 

マーカーをいれるとこんな感じです。
写真レタッチ2

シミや、へこみ、うぶ毛が気になります。

このように、写真を見て違和感に気づく観察力はデザイナーに必要なスキルです。

では実際にPhotoshopを使ってレタッチしてみましょう。

 

これが元画像。

写真レタッチ3

 

気になるシミ、へこみ、うぶ毛を無くした状態。

写真レタッチ4

レタッチしたい箇所を確認します。

コピースタンプツールで、修正箇所付近の綺麗な部分をコピーして、ペーストしていきます。

小さめのスタンプサイズで細かく丁寧に作業を行いましょう。

 

次に、レタッチしたレイヤーを複製して、[フィルター]→[ぼかし(がうす)]

ぼかしの半径はだいたい下の画像ぐらいにぼける程度でOK。

今回は5ピクセルで設定しました。

写真レタッチ5

 

最後に複製したレイヤーをソフトライトに変更。

不透明度は程よい感じの60%で設定。

100%だとちょっとコントラストが強すぎる感じがしました。

▽レタッチ後

写真レタッチ6

 

最後にもう一度見比べてみましょう。

写真レタッチ7 写真レタッチ8

いかがですか?

レタッチする箇所と何をすべきかを理解できていれば、作業自体はそんなに難しくありません。

ちなみに今回のレタッチは15分程で完了。

 

 

 

まとめ

レタッチに入る前には必ず、写真の使用用途、仕上がりイメージ、補正範囲を確認します。

どこをレタッチすべきか一目で判断できる観察力が一番重要です。

でわ。

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