チラシデザインのコツは伝えたい内容や相手を明確にして、レイアウトを思いつくだけ書き出すこと。
これだけを意識すれば、デザイン時間を短縮でき、相手に伝わるチラシが簡単に作成できます。
今日は実際に僕が実践しているチラシデザインの流れをご紹介したいと思います。
1. ヒアリング
まず、チラシの目的を明確にします。
- なにを?
- いつ?
- どこで?
- 誰に?
上記の4つの項目を意識して、実際にチラシが配布されて、誰かの目に触れるまでの具体的な風景を想像してみましょう。
高齢者向けなら、優しい色使いで文字は大きめがいいな。
20代のファッション意識の高い女性なら、デパートに置いてあるDM風のおしゃれなデザインがいいな。
なんてことが頭に浮かんできます。
見る人に簡単にこちらの意図を理解してもらえる。
それが僕が思うGood Designです。
2. レイアウト
打ち出す内容が決まったら、次にレイアウトを考えます。
デザインで時間がかかる人で多いのが、レイアウト、配色、仕上げを同時にやろうとする人。
僕も迷走しているとき、たまにやっちゃいます(笑)
仕上げの作り込みをする時点で、デザインがしっくりこない。
最初からやり直そう。
これの繰り返しで、全く終わりが見えない状態。
そこで僕がオススメするレイアウトのコツ。
まずレイアウトは最初に思いつく限りメモ紙に書き出します。
もうないだろうってぐらい絞り出してください。
次に、一番しっくりきそうなレイアウトを2つ程度選びましょう。
あとは選んだレイアウトに沿って情報を配置するだけ。
簡単でしょ?
レイアウトはひとまずこれで終了です。
3. 配色
レイアウトが決まったら、次に配色を考えます。
配色ルールについてはこちらの記事が参考にしてみてください。
配色デザインの基本ルール5つ 〜美しい配色はこうやって決める〜
一つのチラシで使用するカラーは3色程度に絞ると纏まりのあるデザインになります。
4. 作り込み
レイアウトと配色まで、大まかに完了しましたね。
最後に、作成したチラシデザインの細部を見ていきます。
具体的には下記のようなことをやっていきます。
- 単純な丸い吹き出しを凝ったオブジェクトに変える
- テクスチャをひいてみる
- 奇抜なグラデーションは控える
- フォントを3種類程度に抑える
- タイトルを盛ってみる
- 余白を調整する
いいねって思われるデザインは、細部のパーツの作り込みが凄いんです。
例えばPinterestで見つけた納豆のチラシ。
すごく惹きつけられます。
納豆のパッケージデザインも含めてデザインされている感じがしますね。
単純なオブジェクトの組み合わせだけでは、見る人を飽きさせてしまいます。
上記のデザインのように、その場に合った装飾をじっくり考えてみましょう。
5. 校正
デザインが終わると、つい出来上がった気分に浸る傾向があります。
必ず文章の誤字、脱字は必ず確認しましょう。
しょうもないミスは相手に不信感を与えてしまい、さらにデザインにまで不信感を抱かせてしまう場合があります。
まとめ
いかがでしたか?
チラシ作成のコツは、レイアウトを思いつくだけ考えまくるって事です。
レイアウトでデザインの7割ぐらいは完成してます。
あとは、ゴールに向かって配色と作り込みをしっかりやる。
この流れを踏んでいれば、へんてこなデザインにはなりません。
もしチラシのデザインが上手くできずに悩んでいる方がいれば、一度作業手順を見直してみてはいかがでしょうか。
でわ。
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