デザイナーに指示を出してもいいデザインが上がってこない。
デザインの修正を何度も繰り返すとデザイナーの機嫌を損ねるので、できれば少ない指示で終わらせたい。
デザイナーとの接し方で悩んでいる方も多いのでは?
デザイン業界は変な人が多いですw
プライドが高い、神経質、妙に細かい、すぐふてくされるなど。
逆に我が強い人でないとデザイナーには不向きということも言えます。
ではどうすればデザイナーがいいデザインを上げてきてくれるのか。
自身のデザイナー体験も含め、デザイナーへの上手な指示の出し方をご紹介していきます。
デザイナーへの指示はより具体的に
よくあるのが、「とりあえず作ってみて」という指示。
これだとデザイナーは何に対して、どのようなデザインを作ればいいのか迷ってしまいます。
結果、想定していなかった方向に進んでしまうことも。
指示する側が
1. ターゲット層
2. 目的
3. デザインテイスト
4. ターゲット層に結果どうなって欲しいか
というできる限り具体的な指示を出してあげると、デザイナーもデザインの方向性が掴みやすくなります。
指示する時点で情報が抽象的になるほど、デザイナーから仕上がってくるデザインもブレが大きくなるということは認識しておきましょう。
デザインに関する具体的すぎる指示は NG
具体的な指示はOKですが、配色、大きさ、レイアウトなどデザインに関わる具体的な指示は避けましょう。
例えば、単にここを目立たせたいだけの場合。
率直にここを目立たせたいとデザイナーに指示を出しましょう。
用件を伝える前に、ここの色をこうして、ここのパーツを大きくしてと具体的なデザインの指示だけ伝えてしまうと、デザイナーは本来の目的(目立たせたい)を認識できず、何故こんな指示をするのだろうと困惑してしまいます。
デザインの修正は3回まで
デザイナーはデザインの修正回数が増えるほど、機嫌も悪くなり、やる気もなくしていきます。
目安として1つの案件につき3回以内にデザインを完成させることを目標にしましょう。
修正して抜群にデザインが見違えるなんてことはそうそうありません。
3回修正してダメならその先もダメです。
とはいえできませんでしたでは通用しませんので、他のデザイナーを探すか、より具体的な修正指示を出しある程度のところで切り上げるかという選択になるでしょう。
現状できないものはできない。
今はできないけど1年後にはもっとデザインが上手になるかも。
デザイナーのスキルに依存するので、発注する側はドライな目線で対応するほうが業務も滞りなく進むと思います。
イメージが固まってからデザイナーへ指示を出す
納期まで期間が極端に短かかったりすと、とりあえずデザイナーへふっとこ。
みたいな気分になる時もあると思います。
ただ、モヤモヤした状態でデザイナーへ指示を出しても、デザイナーもモヤモヤするだけで仕事は上手くいきません。
付き合いが長い、デザインの好みをお互いに理解しているというような場合は、腕のいいデザイナーだとクライアントの意向を汲み取って、自発的にアウトプットしてもらえることもありますが。
クラウド系のサービスを使った依頼の時は特にデザイナーへの指示の出し方には注意が必要です。
デザイナーは地雷案件を嫌がる
デザイナー業界では地雷案件という言葉をよく使います。
どんな案件かというと
1. 指示が雑
2.見積もり後に用件を勝手に追加する
3.納期が超タイト
4.終わりが見えない
のような手間がかかるわりに報酬が見合わない案件の総称です。
当然ですがデザイナーは地雷案件を嫌がります。
前半でもご紹介したように、具体的な指示を出してあげるというのは地雷案件ではないという安心感をデザイナーに与える為でもあります。
終わりの見える仕事ほどデザイナーは安心します。
まとめ
デザイナーはどんな時でもいいデザインを作ってくれるという先入観は捨てましょう。
最低限の情報提供は依頼する側の義務であり、デザイナーに非はありません。
クライアントとデザイナーが対等の立場でお互いを尊重し、いい意見を出し合い一つのプロダクトを作る。
これが理想の関係であり、デザイナーと長期的な信頼関係も築きやすくなります。
ブラックといわている受託業界。
良好な信頼関係の元、お互いが気持ちの良く仕事のやりとりができる環境が広がってくれることを願っています。
でわ。
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