たった1年で社内デザイナーが勝手に育つ仕組みづくり(実体験あり) – ゾウデザ

デザイナーハック

こんにちは。

デザイナーは社内の仕組みづくりである程度育つというのがぼくの持論です。

実際にぼくも独学でWebデザイナーになり今もなんとかお仕事させてもらっています。

ということで今日は社内でどうすればデザイナーが育つのかというところを解説していきたいと思います。

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社内でデザイナーは育てられる

現在、社内にデザイナーが一人もおらず、全て外注に任せている企業も多いと思います。

はっきり言える事は、社内でデザイナーを0から育てる事は可能です。

そしてデザイナーが育てば、外注の制作費がかからなくなり、経費的なメリットが大きいのと制作物のレスポンスが早くなるという2つのメリットがあります。

自分事で考えてくれる

外注のデザイナーは所詮、他所の人。社内のデザイナーの方が自分事で考えてくれます。

当たり前ですけどね。

また、その人の性格なり癖は長い付き合いのおかげでお互い知り尽くしています。

気を使う事もなく、やりとりがスムーズに行えます。

コストパフォーマンスが高い

先ほども少しふれましたが、社内でデザイナーをかかえる方が外注に出すよりコストパフォーマンスが圧倒的にいいです。

例えば、5ページ程度の会社のホームページを制作する場合。

外注だと30〜40万が相場でしょうか。

対して社内で制作する場合、20日で仕上げると過程すると、「20日 x 人件費」

仮に人件費が1日1万円とすると、20万円で制作できます。

その後も修正や追加ページなどの作業も発生する事が予想されるので、やはり社内でデザイナーをかかえる方がメリットは大きいです。

デザイナー向きな人

デザイナーは誰でもなれると言いましたが、向き不向きは少なからずあります。

デザイナーに向いている人の性格は下記に纏めてみました。

  • まめ
  • コツコツやれる
  • 仕事以外でもインプットできる
  • 違和感に敏感
  • できれば女性

性格はデザインによくあらわれます。大雑把な人は間違いなくデザインにも大雑把な傾向がみられます。「神は細部に宿る」といいますが、デザインも例外ではありません。

最後までこだわれるかどうかはデザイナーに必要な資質です。

又、仕事以外の時間でも自主的にインプットすることができる人とできない人ではデザイナーという業界では顕著に仕事ぶりであらわれてきます。

技術の進歩も早い業界なので、自分が持っている知識を常に更新し続けなければなりません。

普段からちょっとした違和感。例えば、彼女の肌の艶や、部屋の電気の明るさなど。いつもと何か違う。その感覚があるとデザインの仕事でも役に立ちます。

あとできれば女性が好ましいです。コツコツ頑張れる人が多いから。

 

まずは社内環境を整える

社内でデザイナーを育てる場合、まず最初に会社が取り組むべきことはデザイン業務をしやすい環境を整えること。具体的には下記の内容で進めていきます。

 

パソコンにAdobe Creative Cloudを導入

これは必須ですね。デザイナーのほとんどが利用しているAdobeシリーズ。

現在はサブスクリプション型なのでオンライン上で手続きを行えばすぐ使えるようになります。

IllustratorやPhotoshopはもちろん。LightroomやPremire Proなどプロが使用する写真や動画ソフトも使い放題です。

まずはこれらのソフトに触れされ興味を持ってもらうところから始めましょう。

 

1週間単位で課題を与える

短い期間で終えられる簡単な課題から任せてみましょう。例えば求人で使うバナー画像や、社内掲示物の作成など。

最初は一つ一つ調べながらなのでかなり時間がかかりますが、そのうち1週間かかっていた作業が3日で終わるようになります。

 

課題に対する評価を行う

課題を与えたら必ずその課題に対して評価を行ってあげましょう。

良いところ。悪いところ。改善してほしいところ。

大事なことはただの否定で終わらないこと。

始めは誰でもできないことは当たり前です。

こうしたらもっとよくなるかもという視点でアドバイスを行うことが重要です。

 

簡単な仕事から始める

最初から大きな仕事を任せると、途中で挫折する可能性が高まります。

特にデザイン系の業務ははっきりとした答えはなく、こっちの方がいいかもというベターな回答を求められる業界です。

 

まずはデザインを楽しんで、一つずつこなして成長してもらうという事を考え、簡単な仕事から徐々に任せる案件の難易度を上げていきましょう。

 

達成感を味わってもらう

さきほども少し触れましたが、仕事の達成感を味わってもらうことはとても重要です。

仕事をこなすと「自分は頼られれる」「会社からきちんと見られている」という意識が芽生えます。

向上心を養わせるという意味で大なり小なり日々達成感を味わってもらえるような仕事の振り方を心がけましょう。

 

最初はできなくて当たり前

誰でもそうですが、最初は全く使い物になりません。

ぼくもそうでした。

人は評価する能力はある程度持っていても、良いものを生み出す能力は低い場合がほとんどです。

最初はなんだこれと思うような奇想天外なデザインが仕上がると思いますが、それは今だけです。

暖かい目でまずは1年間、否定ではなく前向きなアドバイスをし続けてみてください。

 

教材費はおしみなく

デザインの勉強に必要な参考書やWEBサービス。

これらには会社は惜しみなく予算を割り振っていただきたいと思います。

とくにWEB業界は日々技術の進歩が行われています。

勉強する為に最新の情報にアンテナをはっていないと、すぐに市場から取り残されてしまいます。

 

また、前もって蓄えていた知識はいつの日か点と点がつながることがあります。

それは仕事をふられた時点で反射的にひらめきます。

ふられた後から勉強しても間にあいません。

 

独学力を養ってもらうということにもつながるので、是非会社でデザインを学びやすい環境を整えてみてはいかがでしょうか。

 

ぼくも10年前のスキルは電話対応だけ

今から10年前。

ぼくは今勤めている会社でアルバイトとして電話対応の仕事をしていました。

当時は特別なスキルは一切持っていませんでした。

しいて言えば、パソコンのタイピングが人並み程度にできることぐらい。

そんなぼくでも今は会社のデザイナーとして、ロゴ、名刺、WEBサイトに至るまで様々な制作物を担当できるようになりました。

 

まとめ

ぼくはバナーデザインから始め、おおよそ1年後には社内でWEBサイトの作成、雑誌の誌面の作成などあらゆる業務をこなせるようになりました。

 

これは会社が環境を与えてくれたからだと感謝しています。

 

その他にも独学でたくさん勉強しました。プログラミングやマーケティングなど。今でも毎日何らかの勉強を取り入れています。

 

社内でデザイナーを育てるには本人の資質もある程度必要ですが、まずは社内で環境を整えてあげることが、会社にとって長い目で見れば利益に繋がります。

 

是非、外注のデザインから社内でデザインをまかなえる仕組みづくりに変えてみてはいかがでしょうか。

 

でわ。

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