デザインのお仕事をはじめて早10年。
毎日が刺激的でワクワクしてます!
というのは理想で、仕事だから、もちろん嫌な日もあります。
用事もないのに、有給申請したくなる時もあります。
どちらかというとナショナルジオグラフィックの公式ホームページを見る方がワクワクします。
そんな感じですが、多少はこだわりを持って仕事をしています。
今日は10年経って感じた僕のデザイン理論をご紹介したいと思います。
イケてるか?イケてないか?それだけ
デザインの良し悪しって作る方も、決める方も判断基準が曖昧なんです。
なんか違うね〜とか、あんまりぱっとしないね〜とか。
そんなふわっとした意見がほとんど。
でもデザイナー目線だと、すべての要素には理由があって、ここはこういう理由でとか説明したくなりますよね。
でも一般人にはそんなウンチクはどうでもいいんです。
要はイケてるか、イケてないか。
イケてないならやり直し。
そこには必ず理由があります。
イケてない理由を追求し、解消する。
ただそれだけ。
デザインの終わり
僕はデザインを作ってていつも感じる事ですが、できた!って実感が湧かないんです。
10年デザインやってるけど、一度も終わりを感じた事がありません。
まだ何かあるんじゃないか?
ここをこうしたらもっとよくなるんじゃないか?
考えて、考えて、考えすぎて夜中歯ぎしりがひどくなります。
毎晩マウスピースをつけて寝てます。
もう何もないかなって思った時が自分の中での完成です。
楽しめる人が最強
器用な人と楽しめる人。
どっちが良いデザイナーだと思いますか?
僕は楽しめる人だと思います。
器用な人ってそこそこ高い点数のデザインを作れるんですけど、それ以上が出ないし、それ以上を求めようとしません。
逆に楽しめる人は、常に斬新なアイデアと発想で頭が満たされているので、時間が許す限り追求します。
デザインに限った事じゃないんですけど、子供のように追求する好奇心を持ってる人は強いです。
言い訳はしない
仕事中に自分の作ったデザインをダメだしされる事があります。
社内コンペの時は後輩に負ける事だってあります。
めちゃくちゃ悔しいです。
なんで負けたのかな?って考えます。
負けた原因が分からない時だってあります。
コンペの存在意義を疑います。
でも言い訳はしません。
結果が全てだから。
テクニックよりも目線
デザイナーになりたての頃はテクニックを磨く事に必死でした。
Photshop? Illustrator? CSS?
でも何か違う。
テクニックだけなら、デザイナーじゃなくてオペレーター。
良いデザインに感動する事ができたり、デザインの長所を見つける事が出来る目線。
これが大事。
こういうはなかなか人に伝えずらいです。
変なプライドはいらない
新人さんで多いのが、「こんな業界のデザインの仕事がしたいんですよね」っていう人。
デザイナーにとって一番いらないのがプライド。
人の言うことを素直に吸収できる力って大事です。
成長は自分次第
僕はインハウスのデザイナーですが、たまに他の制作会社のデザイナーさんとやりとりする機会があります。
会社のホームページには素晴らしいデザイン実績が掲載されているのに、実際にやりとりするデザインは「おや?」って思う時があります。
インハウスでも制作会社でも大事なのは自分のモチベーション。
環境は違いますが、デザイナーとしての成長は自分次第でどうにでもなると思います。
まとめ
いろいろ偉そうに書きましたが、僕もまだまだ半人前です。
でもデザイナーやるって決めた時から、いつかナショナルジオグラフィックの制作チームから声がかからないかなと思って仕事していますw
デザイナーを続ける限り、デザインを楽しむ!
でわ。
コメント