デザインコンペは100%デザインの良し悪しを決める指標ではないという話 – ゾウデザ

デザイナーハック

デザイン業界では、デザインコンペというデザイナー泣かせの下克上のシステムが存在します。

純粋にデザイン力のみを競いあうデザイナーにはほろ苦いシステム。

 

コンペ形式のプレゼンテーションでは、なんでそれがみたいなものまで選ばれる事があります。

でも結果を出せなくても落ち込む必要はありません。

 

なぜならあなたのデザインが悪いわけではないですから(ちなみに最近コンペで負けました)

今日はそんなデザインコンぺの傾向をご紹介したいと思います。

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クライアントの趣向が大きく影響する

まずコンペ形式の最大のメリットはクライアントがたくさんのデザイン案の中からお気に入りを選べる事。

選べる要素が増える程、判断基準がシビアになります。 デザイナーには何のメリットもありません。

 

又、十分なヒアリングが出来ない場合、クライアントの趣向が大きく影響する為、コンペで仕事を獲得し続ける事はとても難しいです。

 

 

 

デザイナー目線とクライアント目線は全く別物

デザイナーとクライアントとのデザインの視点は全く異なります。

デザイナーは細部にまで神経を使い、完成度に注意を払いがち。

 

しかしクライアントはざっくりとしたレイアウト、色味、ファーストインプレッションが大きく影響します。

些細な要因であっさり落選する事もあります。

 

 

 

ヒアリング事項が少ない時は運頼み

ヒアリングが十分に出来ない場合、デザインが選考される過程は運頼みになりがちです。

デザイナーによって得意、不得意、個性があります。

0スタートのデザインはクライアントの理想に近づける工程がとても難しいです。

 

 

 

仕事の主軸にはなり得ない

不安定要素が多すぎるコンペ形式は、デザイナーで飯を食う主軸の仕事にはなりずらいです。

オンラインでクリエイター向けの仕事ができるサービスでもコンペ形式の仕事情報が多く掲載されていますが、仕事獲得上位に入っているデザイナーはロゴ作成メインの方が大半をしめています。

 

提案数の割に、採用率が少ないのが特徴です。
採用数だけみると多い様に感じますが、提案数をみるとそれに見合った数を提案しているのがわかります。

 

 

 

作業工程の少ないコンペで勝負

コンペで仕事を受注する際はできる限りボリュームの少ない案件を選ぶのが得策。
例えばロゴ、フライヤー、POP製作等が該当します。

 

報酬の見込みが立たないコンペでは、作業工程を抑える事でデザイナー側のリスクを最低限にとどめる事ができます。

 

 

 

まとめ

コンペの勝敗は決してデザインの良し悪しではありません。

クラアントのニーズに大きく依存するものです。

 

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