面接に行く時、クリエイター志望の場合は、必ずポートフォリオ(過去の制作実績)が必要です。
新卒の人は、学校で作成した課題をポートフォリオとして提出する人も多いでしょう。
実は学校の課題ってあまり良くないんです。
今日は、面接官に好感を持たれるポートフォリオの作成方法をご紹介したいと思います。
面接官側の視線
僕は今の職場で以前、面接官として新卒の方を面接した経験があります。
その時感じたのは、ポートフォリオのクオリティが低すぎるって事。
へんてこな漫画のイラスト。
アーティストぶったグラフィック。
まず面接官として言いたかったのは、あなたはこの職場で何ができますか?って事。
目的のないデザインを見せられても、面接官は何も判断できないんです。
例えば、どこかの企業のホームページを真似てみました。
とか
美容室のパンフレットを空想で作成してみました。
とか。
現実味のあるシーンを想定し、それに対するデザイン案。
そういうものが掲載されているポートフォリオがとても少なかった。
そんな印象でした。
面接官のウケがいいポートフォリオの作り方
では実際にどんなポートフォリオが面接官に好まれるか?
1. 学校の課題以外で制作したものを掲載する
学校の課題をそのまま掲載して持ってくる人。
学校も出たのに、与えられた課題しかやってこなかったの?って面接官は思います。
実務レベルで必要と判断されない限り採用は難しいです。
学校の課題以外の自主制作した作品も必ず掲載する様にしましょう。
逆に自主製作した作品が一つもないって人は、もう一度クリエイターとしてやっていく覚悟があるのか。
もう一度、自分自信に問いかけてみましょう。
2. グラフィック要素の強い制作物はNG
一般的な制作会社では、グラフィック要素の強い制作物は参考になりません。
例えば、CDジャケットみたいな独創的なデザインです。
というのもグラフィック系の案件を取り扱う機会がほぼ無いからです。
求人情報を見てもらえばすぐに気づくんですけど、ほとんどの製作会社は販促系のデザイン案件がほとんどです。
例えば、美容室や化粧品のDM。
飲食店のホームページや販促チラシなど。
あなたが思い描いているアート系の案件は需要がほとんどないのが現状。
あなたが企業で必要とされる人材になるために何が必要か?
そういった事を考えながらポートフォリオを作成しなければなりません。
3. 市販されても違和感のない作品を提示する
最後に掲載する作品のクオリティについてお話します。
これも大変多かったのですが、低クオリティの作品を掲載する場合です。
あなたの作品をお客様がお金を払って買ってもらえるかどうか。
これを必ず意識しながら、作品を提案する様にして下さい。
もし自分で判断がつかなければ、第三者に見てもらって意見を聞くといいかも。
掲載する作品が少ない場合、WEBデザイナーであれば企業のサイトの模写も有効的です。
あなたがどういう点でつまづき、悩んだか。
あなたの考え、経験をそのまま面接官に伝えましょう。
提案する作品のクオリティはとても重要です。
客観的な視点で、ポートフォリオを作成する様、心がけみてはいかがでしょうか。
まとめ
面接で不採用になる人の大半は
- 変なこだわりを持っている
- ポートフォリオのクオリティが低い
- 性格的に使いずらい
の3点に該当する人です。
前向きで素直な人って、作品を見ればある程度分かります。
デザインは人間性がめちゃくちゃ出るんです。
今から面接を受ける人は、ポートフォリオを一度見直してみましょう!
コメント