デザイナーで一番必要な能力は、「伝える力」です。
あなたがプロのデザイナーを目指しているのなら、相手が理解しやすい、思いやりのある提案を意識することをオススメします。
なぜデザインとは関係ない「伝える力」を勧めるのか?
今日はそのあたりも含め、僕がデザインの仕事で感じた重要なスキル「伝える力」を身につけるコツもご紹介したいと思います。
なぜ伝える力が必要なのか?
デザイナーは、相手にデザインの目的や意図を伝えるお仕事です。
「なんとなく」や「かっこいいから」みたいな何の意図も持たない回答はプロとしてNGです。
「このデザインはこういう人がターゲットで、こういう理由で、このテイストにしました。」
なんて説明をされると、「この人はちゃんと考えてくれてるんだな」って相手も納得します。
同じデザインの提案でも、伝え方が違うだけで、相手に共感を得られたり、得られなかったりするんです。
伝える力を持っているデザイナーはそれだけで武器になります。
じゃ〜伝える力ってどうすれば身につくのでしょうか?
伝える力を養うコツ
日頃から伝わりやすさを意識していると、良いことが一つあります。
それは、「この人なら大丈夫」っていう信頼感を相手が抱くんです。
デザイナーにとって、相手から信頼を得られるってことはそれだけで武器になります。
それでは、具体的にどうやって「伝える力」を養うのか?
5つのコツをご紹介したいと思います。
1. 相手を思いやる
まずは相手の環境や境遇を精一杯考えてあげるってこと。
「こんなことで困ってるのかな〜」とか、「ちょっと疲れてるのかな〜」とか。
何でもいいんです。
相手を全力で思いやりましょう。
話す行為や、お願いする行為。
あなたのすべての行動に、相手を想う気持ちが宿ります。
気持ちの部分って、実際に話しをするだけで相手に見透かされてしまうものです。
良いデザイナーは、いつでも相手の立場にたった提案ができる人だと思います。
2. 説明は数字を使って具体的に
例えば次の2つの文章。
- 今日は朝早くから、時間をかけて料理を作りました。
- 今日は朝7時に起きて、1時間かけて料理を作りました。
2つの文章を比べると、2番目の方が、早起きして料理をしている風景を具体的にイメージしやすいです。
相手に具体的なイメージを伝えるときは、数字を使うと効果的です。
広告のキャッチコピーでも使われる技法です。
3. 自分の言葉で分かりやすく説明する
インターネットで拾った情報をそのまま相手に伝えるのはNGです。
例えば、Facebookって何?と聞かれて、説明するとき。
Facebook(フェイスブック)は、Facebook, Inc.が運営するインターネット上のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)である。
普段パソコンを使わない人にこの文章を説明しても、おそらく「よく分からない」って言われるでしょう。
自分の言葉で説明すると
Facebook(フェイスブック)は、Facebook, Inc.というアメリカの会社が運営するサービスの名称です。
あなたのパソコンや携帯電話を使って、ネット上でいろんな人とコミュニケーションを取り合うサービスです。
みたいな感じです。
自分では当たり前のことが、相手によっては全く伝わらない。
なんてことは、日常茶飯事です。
あなたの言葉をつかって、小学生でもわかるような内容で、分かりやすく伝えてあげることが大事です。
4. 結論を先に話す
これはブログでも同じことが言えますね。
あなたの話に興味をもってもらうには、先に結論を伝える方法が効果的です。
話を聞く方も、「今からこんな話を聞けるのか」という心構えができるので、今から話す内容をイメージしやすくなります。
5. 断定の口調は避ける
「これはこうなんです!」のような100%間違いありません口調は相手に敬遠されます。
「こういう見方もあるんですよ〜」みたいに新しい方向性を示してあげると、相手が嫌悪感をいだくこともありません。
良いデザイナーは、相手の目線に立った解決策を優しく提案してくれる人だと思います。
まとめ
いかがでしたか?
デザイナーの仕事って、デザインするだけじゃないんです。
相手の立場に立ち、分かりやすい説明で、最適な解決策を提案する。
押し売りじゃダメです。
新しい方向性を優しく提案してあげましょう。
でわ。