たった1年で未経験から独学でWEB&グラフィックデザイナーに転職したロードマップ公開! – ゾウデザ

デザイナーハック

こんにちは。@zou_designerです。

ぼくは未経験から1年間独学でWEBとグラフィックデザインを勉強してWEB&グラフィックデザイナーになりました。

10年たった今でも企業のクリエイティブ部門で働いています。

当時(23歳ぐらいの頃)はフリーターで昼は事務、夜は居酒屋と掛け持ちバイトで働きながら、隙間時間にデザインの勉強をするみたいな生活でした。

どういう流れで未経験からWEB&グラフィックデザイナーになったのか、ぼくの実体験をご紹介したいと思います。

皆さんのデザイナー活動の道しるべになれば幸いです。

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23歳 脱サラ→ニートへ

小中高はいたって普通の学生生活を過ごし、大学は4年生(工学部)を卒業後、新卒で通信設備の会社にさらっと就職。

この頃はまさか自分がデザイナーになるなんてピクリとも考えていませんでした。

新卒で入った通信設備の会社は大量採用だったので、就職活動を始めて2社目であっけなく内定。

特にやりたいこともなくとりあえず大学行って就職できればいいかなぐらいしか考えてなかったので、まぁここでいいかなというぐらいのノリで就職することに。

大量採用には何かあるとは思ってましたが、入社して1年後の出来事です。社長の経営の悪さが明るみになり、会社が突然傾きます。

ある日、会社に行くと警備員がたくさん。恐る恐る自分の席につくと、部長から一言。

「自己破産を申請しました」

事実上の倒産ってやつです。

その後、すぐに自主退社を募りだしたので、元々どうしても行きたいという想いもなかったので、早々に見切りを付け即退社。23歳の秋、めでたくニートになりました。

北海道のペンションで働く

北海道

仕事を辞めたのはいいものの、次にやる事も特に決めていませんでした。

とりあえず実家に帰り、TSUTAYAに入り浸る毎日。

当時はプリズンブレイクという囚人が脱獄するまでのストーリーを描いた海外のドラマがブームだった為、終日部屋に篭りDVD鑑賞。廃人コースまっしぐらでした。

このままじゃまずいと思い、とりあえず当時はまっていたスノーボードをがっつりやろうと思い、4ヶ月だけ北海道へ行く事にしました。もちろん両親は猛反対。激しく罵声を浴びせられながら、なけなしの20万円を握りしめ、北の大地へ旅立ちました。

人生のレールを踏み外すとはこういうことかと当時は不安な気持ちでいっぱいでした。

事前に住み込みで働ける場所を知り合いに紹介してもらえたので、北海道に到着した翌日からホテルのペンションでフロント業務。

ぼくが住み込みをしていた地域はオーストラリア人の観光客が多く、小学生レベルの英語で何とか会話を成立させていました。

朝は屋根の雪かき。野良キツネが近所をフラフラ散歩。

ノンストレスなのほほんとした毎日。帰ってからのことは後で考えようと割り切って生活してました。

仕事の合間(14時〜16時と20時〜21時)と週1の休み、ほぼ毎日ニセコのヒラフというスキー場を滑り倒しました。リフトで目つきの怪しい外国人にクッキーもらったり、山頂で遭難しかけたり、クラブで酒にまみれて踊ったり(笑)

あぁ楽しかった。

住み込みの部屋はホテルの地下に従業員用の部屋があり、今話題のテラスハウスみたいな男女の共同生活をしてました。

一緒に住んでいたのはプロスノーボーダー、レゲエ好きカップル、関西のイケイケギャル、東京のラッパー、ロックフェス狂いの女子。それぞれのライフスタイルや価値観を共有し、大切な仲間に出会えた事が何よりの財産になりました。

ここでもまだWEBデザイナーになるなんて夢にも思いませんでした。

現実の世界へ舞い戻る

春の陽気

ノンストレスな4ヶ月の生活を終え、世間はすっかり春の陽気。何のあてもなく、とりあえず九州の実家に帰ってきました。

北海道で少し貯金ができたので、一人暮らしをするためすぐに家をかりました。

それから昼はテレアポ、夜は居酒屋とバーで働くことに。

テレアポは携帯電話のセールスで、とにかく朝からリスト片手に電話をかけまくる。

最後はかけるところがなくなるので、また同じ相手に逆ギレ覚悟で電話をかける。

営業の過酷さを思い知らされました。

テレアポって1日中電話番号のリストを見ながら、同じ人に何回も電話をかける仕事なので、精神的に病んでしまう人が多いんです。思った以上にメンタル弱めでした(笑)

当然4ヶ月遊んで暮らしたしわ寄せは来るわけで、当時は生活が不規則すぎて仕事中に倒れ近所の病院で点滴を打ったり…体を大事にしようと思った24歳の春でした。

WEBデザイン、グラフィックデザイン系の会社に転職(アルバイト)

デザイン系の会社

それから半年ぐらいして昼間のテレアポの仕事を辞めて、事務の会社に転職することに。

やっとの思いで始めた事務のバイトだったんですけど、たまたま自社サービスのWEBデザインとグラフィックデザインの仕事もやってる会社だったんです。

ぼくが初めてデザイン業界に興味を持つきっかけになりました。

それからWEBデザインとグラフィックデザインの世界へ、少しずつ足を踏み入れるように。

当時、デザインの専門学校に通おうと思ったんですけど、学費が年間100万以上かかるので自分の経済力では余裕で払えませんでした。同じ職場のWEBデザイナーの先輩(ぼくの師匠)からのアドバイスもあり、独学でデザインの勉強をはじめ、結果1年でデザイン部署に参加することに。

勉強を始めるにあたり、まずは製作環境を自宅で整えることから始めました。

まずは電気屋さんでAdobeのWEBデザインとグラフィックデザイン系のソフトを購入。

現在は、ライセンス契約で月額の固定費で使用できるようになっています。

WEBデザインとグラフィックデザインの独学を始めて一番最初にやった事。それは、インターネットでお手本になりそうなデザイン (ポスターやチラシなど)を見つけて、参考書片手になるべく同じ見た目になるように作るという作業。

分からないことは、職場の先輩に教えてもらってました。

WEBとグラフィックデザインを独学で勉強し制作部へ

当時はアルバイトだったんですが、1年ぐらいたってから人事の方に「デザインの仕事がしたいんです」って相談しました。ただ、デザインの仕事となると誰でもって訳にはいかないので、Webバナー作成の試験をうけました。

7個ぐらいのWebバナーを夜中まで作っていたような気がします。あんなに一生懸命Webバナー作りに没頭したのは、後にも先にもあの時だけかも(笑)

なんとか試験をクリアして、おかげさまで今も同じ職場で働かせていただいています。

ぼくは最初、普通の事務のアルバイトで入って、それからデザイン部署に参加するようになりました。

未経験の方はWEBデザイナーのハードルが高いので、ぼくみたいに違う部署に入ってから制作部へ移動するというのも戦略としてはありかなと思います。

まとめ

今日はぼくがWEB&グラフィックデザイナーになるまでの経緯をご紹介しました。

正規ルートではないですが、デザイナーになり、今もしぶとく働いています。

ぼくがWEB&グラフィックデザイナーになった時代とは違い今は求められるスキルも相当高いですよね。

なので表がダメなら裏から入ってみるのもいいかもしれません。

とにかく入ってしまえば実務経験はいくらでもつめるので。

デザイナーへの入り口は人それぞれですが、この記事が少しでも皆さんの道しるべになれば幸いです。

でわ。

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