自分でつくったデザインがしっくりこない時。
納期が近いとモジモジしますよね。
10年ほどデザインに携わるとある程度デザインの良し悪しが客観的に判断できるようになると思います。
たまに大外れなデザインも作ってしまいますが(笑)
社内に限って言えばリテイクも昔に比べると大幅に減ったのを実感しています。
という事で今日は10年デザイン業界でもまれた経験を踏まえて、デザインの見栄えを良くする5つのコツをご紹介させていただきます。
1. 違和感を全てなくす
デザインをぱっと見て、文字が小さいかも、色がうすいかもなどなど。
感じることがいろいろあると思います。
それはあなただけでなく、他の皆さんもほぼ間違いなく感じることです。
最初にデザインを見て感じた違和感が全て無くなるよう、デザインの微調整をしましょう。
文字の大きさや改行位置などはデザインが分からなくても日本人なら誰でもできます。
当たり前のことができていないと、必ずつっこみが入ります。
ひどい時はデザインがいけてないみたいな空気にもなりかねません。
小さな違和感が原因でデザインがいけてないみたいな錯覚を引き起こすことも。
客観的にデザインを観察しましょう。
2. 都会のデパートに置かれてても見劣りしないか
デザイナーがいくらすごいプレゼンをしたところで、デザインがしょぼければクライアントも納得しません。
当たり前ですけどね。
デザイン出来ました!と言っても10人のデザイナーがいれば10人それぞれクオリティは違います。
ただクライアントのOKが出ないからと言って仕事を投げ出すわけにはいきません。
大人ですから。
でも初めの頃はどうしていいか分からず逆ギレしたり、何度もリテイクをくらったり。
そもそもそのデザインっていいの?
っていう話になります。
都会のデパートに置かれてても見劣りしてませんか?
よく分からない時は1日寝かしてみることをお勧めします。
興奮している時は周りや自分の事も見えなくなっている事が多いです。
冷静になって見直してみるといいかもしれません。
3. よくあるものをイメージする
例えば学生向けのオープンキャンパスのチラシを作る場合。
ぼくならまずポップな色使いで自由なレイアウトをイメージします。
理由はよく見かけるから。
アパレル系のデザインのようなクールでスタイリッシュなオープンキャンパスのチラシはあまり見かけません。
といった具合に何かのデザインを作る時、よくある感じをイメージすることが大切です。
4. 最後まで自分のパターンにはめ込まない
デザインを作っているとどうしても自分のパターンにはめ込んでしまいがちです。
よく使うフォントやパターンなど。
長時間作業していると最後は疲れて手抜きをしたくなるんです。
でも手抜きはデザインによくあらわれます。
この人、ここ手を抜いてるなってすぐにばれちゃいます(笑)
5. 多数決じゃなくターゲット層に近い人に見てもらう
日本人の悪しき風習の多数決。
ぼくは大嫌いです。
特にデザインに関しては。
皆んなの意見が反映されたデザインが良くなった試しは1度もありません。
というか良くなったと感じたことがないです。
依頼する方は皆んなが見たからという安心感を得ますが、果たしてそれってどうなの?
っていう状況です。
もし可能ならターゲット層に一番近そうな人に見てもらうのが一番オススメ。
学生向けのデザインなのに59歳の人にどうですか?って聞いても感覚も育った時代も違いすぎて判断材料にはならないかな。
まとめ
デザインに絶対はないですが、ありなしは存在します。
もしデザインの良し悪しが分からないのであれば、まずは違和感をなくす事からはじめてください。
ずっとデザインやってるとそのうち周りの反応も変わってきます。
ダメな理由、いい理由が少しずつ理解できるようになります。
最初の頃はいろいろ悩みもあるでしょうが、楽しんでいきましょう!
コメント